【ReaJoy裏話】こぼれ話「さがしもの」 『星の王子さま』
しきおりつづりの織(しき)です。
本日は、サン=テグジュペリさんの『星の王子さま』について綴ります。
先ずはこちらを
今回のブログは、以下の記事を読んだうえで、読み進めてください。
よろしくお願いします。
さがしているもの
王子さまのさがしもの
ふたつの記事で書けなかったこと……そもそも、書いている時点では気づいていなかったことが、あります。
王子さまがさがしていたもの。
たぶん、小惑星を飛び出してほかの星々をめぐっているときは、「居場所」。
地球に来てからは、「人間」、「友だち」と変化していきます。
「居場所」は、ほかの星では見つけることができませんでした。
「人間」は、すこし時間がかかったものの、出会うことができました。
「友だち」は、キツネさんと“僕”と、絆を結ぶことができました。
そうして、「井戸の水」を見つけ、満足して故郷へ帰っていきます。
「居場所」は、もとの場所だったから。
わたしのさがしもの
再読していて、わたしの「たいせつなこと」は「本」だとおもったのですが、「さがしているもの」はなんだろう……と考えていました。
もしもそれがわかったら、わたしはふっと、王子さまのようにサン=テグジュペリさんのように、いなくなってしまうのではないかと感じました。それもいいかもしれない、とさえおもいました。
けれど、記事を完成させたあと、ふと気づいたのです。
「さがしているもの」は変化している、と。
さがしものは変わっていってよいのだ、と。
ひとつのこと、ものを、さがす必要はないのですね。そのとき必要な物を、さがせばいいのですね。
おわりに
急いでしまっていたのは、わたしでした。
もっと落ち着いて、この作品と向きあえばよかったです。
このことを、ReaJoyで綴れなかったのが、悔しいです。
わたしはまだまだまだ、何度「まだ」をつけても足りないくらい、未熟ですね……。精進いたします。