しきおりつづり

糸を組み合わせて布を作るように、文字を組み合わせて文を作る。しきおりつづり(織織綴)と申します。

結婚したいですか? 『おとな小学生』

 

 しきおりつづりの織(しき)です。

 本日は、益田ミリさんの『おとな小学生』より、「高校生の結婚」について綴ります。

 

 

 

書籍紹介

タイトル:おとな小学生

作家名:益田ミリ

出版社:ポプラ社

出版日:2013年2月20日

ISBN:978-4-591-13234-0

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益田ミリ『おとな小学生』

 

「高校生の結婚」

 110頁からのエピソード。

 

 ちなみに、同じ本について綴った、前回の記事はこちらです。

shikiori.hatenablog.jp

 

今日の1ページ 

 

しろいうさぎとくろいうさぎ

 大好きな絵本が登場してびっくりしました。

 今回はこれで書くしかない! とすぐさまおもいました。

 

タイトル:しろいうさぎとくろいうさぎ

作家名:ガース・ウィリアムズ(文・絵 )、 まつおかきょうこ(訳)

出版社:福音館書店

出版日:1965年06月

ISBN:978-4-8340-0042-9

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ガース・ウィリアムズ『しろいうさぎとくろいうさぎ

 両親が結婚式で朗読したという絵本。

 実家の本棚に何十年も大切に並べられています。

 

 そのエピソードを聞くまえからこの絵本は好きでした。

 

結婚願望

子どもの本にしては色合いも暗く、うさぎたちもほぼ笑っていない。

(112頁)

 

 益田さんが指摘しているとおり、じつは悲しい顔をしているシーンのほうが多いうさぎさん。

 

 それでもこの本を「好きだ」と感じたのは、ハッピーエンドだからなのでしょうか。

 

 昔のわたしはハッピーエンドが好きでした。

 昔のわたしは結婚するのが当たり前だとおもっていました。

 


 

 それなりに歳を重ねて、まわりで「結婚したい」だの「結婚した」だのといった声が以前よりも聞こえるようになってきました。

 

 そんな歳になってしまったのだなぁ……。

 と、おもうだけ。自分も、とはおもわないのです。

(また考えが変わるのかもしれないですけれど。)

 

 しあわせそうにしている姿が見られるのは嬉しいことですし、好きな人たちにはしあわせになってほしいです。だからその気持ちを否定することはありません。

 

 ただただわたしが、まだ納得できないでいるのです。

 自分のことを「大人」だと考えることができないからでしょうか。

 


 

 そんなわたしからすると、益田さんが10代のうちから結婚したかったということに、びっくりしました。

 

「大人になる前に」と考えたことはあったけれど、それは「結婚」ではありませんでした。

 

 ほかの人はどうなのでしょう……?

 結婚願望、ありますか?

 

おわりに

 数年前、『しろいうさぎとくろいうさぎ』のぬいぐるみを見かけて、衝動買いしそうになったものの、なでなでしてからそっと戻したことがあります。お財布の問題で(笑)

 

 昔好きだった絵本は、ずっと好きで、自分が変わってしまっても好きなので、ふしぎです。感覚が変わってしまったら、好きではなくなってしまう作品が出てきてもおかしくなさそうなのに。

 

「結婚」に対してはかなり変化したところだったので、なおさら、そう感じました。

 

 純粋に結婚に憧れを抱いていたちいさなわたしは、いまのわたしを見ても、ゆるしてくれるだろうか。あなたの理想の大人になれなくて、ごめん。

 

 これからどうなるかわからないけれど。

 ちいさなわたしが感じた「好き」という気持ちは、いまのわたしも受け取ることができて、そしてたぶん、みらいのわたしも「好き」だとおもうのでしょう。

 

 それだけは、変わらないことなのでしょうね。