しきおりつづり

糸を組み合わせて布を作るように、文字を組み合わせて文を作る。しきおりつづり(織織綴)と申します。

走ってみたら変わるかも「書く力」 『原稿用紙10枚を書く力』

 

 しきおりつづりの織(しき)です。

 本日は、齋藤孝さんの『原稿用紙10枚を書く力』(大和書房)について綴ります。

 

 

 

 

 

書籍紹介

 

 タイトルの通り、「書く力」について考える本です。

 

 

★この本をおすすめしたい人★

 

・文章を書くことに苦手意識を抱いている方

・書くことが得意で創作活動をしているものの、なかなか枚数が増えないとお悩みの方

・書くことは好きだけれど文章が下手くそだなと感じている方(わたし)

 

 

 人間として生きていたら(少なくとも学生時代は)書くことからは逃げられません。

 

 齋藤さんがトレーニング法も含めて懇切丁寧に説明してくださっています。我々はそれを享受し、レベル上げを頑張りましょう。

 

(わたしはレベルマ100だとしたら現在15くらいですかねえ……。)

 

 

タイトル:原稿用紙10枚を書く力

作家名:齋藤孝

出版社:大和書房

出版日:2004年9月

本の形態:単行本

ISBN-10:4479791000
ISBN-13:978-4479791003

 

 以上の情報をメモするかコピペして印刷するかスクショを見せる等をすれば、書店さんで注文することができます。たぶん。

 

 ISBNがあれば最強という噂も。

 因みに10と13の違いは、13の方が新しい表記らしいです。詳しくはお近くの書店さんでお聞きください。

 

 

齋藤孝さんとの出会い

 

 個人的なお話ですが。齋藤さんを知ったのは、大学の図書館で新書を読み漁っていた時期でした。

 

 わたしは自分が無知だということに遅ればせながら気づき、焦っていました。何かいい方法はないだろうか……と試行錯誤していた時、新書は1時間前後で読み切れると気づきました。

 

 新書なら、おおまかなことを手っ取り早く吸収できるかもしれない。もしかしたら、新書コーナー全冊読み切るのも夢じゃないかもしれない。

 そんな下心を抱きつつ、新書コーナーで5冊程プラスしてからカウンターに行くようになりました。

 

(結局夢は夢で終わりました。)

 

 

 前置きが長くなりましたが、その時出会ったのが齋藤孝さんの『読書力』。*1

 

「この人の文章面白い!」と思い脳内お気に入りリストに追加しました。

 

 時は流れ……。現在。

 テレビを見ていた家の人が齋藤さんの紹介を見て、「読んでみたい」と言ったのを聞き逃さなかったわたしは、その日のうちに図書館で齋藤さんの本を探し出しました。それが今回取り上げる『原稿用紙10枚を書く力』です。

 

(地元の図書館さまどうかお願いですからもう少し齋藤さんの本を増やしてください……。『読書力』が貸出中だったのはさすがだなと思いました。)

 

 

書くことは走ること

 

※漸く次から本の内容に触れますが、カテゴリを見てのとおり「読み途中」です。読んでいるのはプロローグのみです。ご了承ください。

 

いきなり長距離は走れない

 

書くことは走ることに似ている。

(13頁)

 

 わたしは持久走が大の苦手です……。体力がないんだもの。高校の頃マラソン大会の時期になると、体育の時間に川沿いを4キロ走らねばならなかったのですが、地獄でした……。

 反対に、短距離走は比較的得意でした。(自己ベスト50メートル8秒。)ゴールが見えているから、少しの間だけ走ればすぐ終わります。

 

 それと同じように、書くことも準備が必要です。短いものなら勢いで書くことも可能ですが、長くなればなる程、おおよその道がわかっていないと迷走します。

 

 走り始めたはいいものの、終わりが見えないしんどさはかなりのストレスがかかります。

 それを半分以下にすることができるのは、「経験」だと齋藤さんは言います。

 

 経験していればゴールがわかっています。

 経験していれば自分がどのあたりか把握ができます。

 経験していれば他人の経験を自分の感覚から類推することができます。

 

 

経験は自信となる

 

「こんなに書けない」と書く前から言う人は、

 

走る前に走ることが怖いと思ってしまう

(19頁)

 

からだと齋藤さんは指摘しています。

 

 

 世の中の不安や恐怖の原因ってなんだと思いますか?

 わたしは、「無知」だと考えています。知ってしまえば大丈夫。

 

「と、簡単に言うけれど、そんなすぐに解決したら苦労しない……。」

 

 わかります。とてもわかります、そのお気持ち。

    わたしも卒業論文の20,000字を書ききるなんてできないと思っていました。10,000字のレポートを書くまでは。

 

 

 とある授業で、好きな海外文学についてA4用紙10枚以上書く課題が出されました。取り上げたのは『星の王子さま』。*2

 

 書いているうちに楽しくなっちゃって、気が付いたら9,000字を越えていて、これは10,000いけるな! と思い、ぴったり10,000字まで増やしました。

 

 その経験ができたので、とりあえず卒業論文は半分までは書ける、と自信を持つことができました。実際に書いたのは20,000字には届かなかったのですけれど。

 

 でも次からは、「20,000弱は書くことができる」という自信を持つことができます。

 

 

体育会系思考「質より量!」

 

 最初から高品質なものを作り出そうとすると失敗する(経験談)。

 というか、作れません。そこまでの実力がありません。

 

 ならば凡人は己の実力を知るためにも量をこなすしかないです。

 1日のノルマを決め、続けていくうちに質は上がっていくと齋藤さんは仰っています。

 

 

 ただ原稿用紙百枚書いても、結果的につまらないものしか書けなかった、ということがあるかもしれない。

(17頁)

 

 あります。

 小学生の頃、引っ越してしまう友人に100枚越えの自作の小説をプレゼントしました。

 今考えるととても恥ずかしいです。

 

 物凄く恥ずかしいです!

 

 稚拙な文章で読めたものではありませんでした……。

 

それでも百枚書けば、自分の実力を客観視することができ、自分に何が足りないかが見えてくる。だから、改善の方向も見える。努力はムダにならないし、進歩の可能性が残るのだ。

(17~18頁)

 

 そうか。

 ムダじゃなかったんだ……。

 

 そう思ったら、あの小説もどきも自分の経験値になっているのだと、心が救われました。

 

 ありがとうございます、齋藤さん。

 

 

おわりに

 

 20分で読んだプロローグについて書くのに、こんなに熱量をかけていたら、今後この記録行為は続かないのでは、と思いつつ……。

 

 やっぱり齋藤さんの文章はわかりやすく、面白いです。そして為になる。

 続きも読んで実践していきたいものです。

 

 わたしとしてはこのブログが、トレーニングになればいいなと考えています。

 

 ここまで読んでくださった方にはばればれですが、まとめる能力が著しく低いので、改善していきたいです。ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

 

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齋藤孝『原稿用紙10枚を書く力』

 

 

*1:

タイトル:読書力

作家名:齋藤孝

出版社: 岩波書店

出版日:2002年9月20日

本の形態:新書

ISBN-10: 4004308011

ISBN-13:978-4004308010

*2:

タイトル:星の王子さま

作家名:サン=テグジュペリ

翻訳者:河野 万里子

出版社:新潮社

出版日:2006年5月20日

本の形態:文庫

ISBN-10:4102122044

ISBN-13:978-4102122044